最上質の宝石を集めて構築した「琥珀の間」は、人類が人の手によって作り出した至宝の一つであると共に、歴史上最も陰謀に満ちたミステリー事件でもある。
ナチスドイツがソ連を侵略して「琥珀の間」を略奪したのが１９４１年。連合軍がドイツ爆撃を始めた時、「琥珀の間」は隠され、歴史の闇に忽然と姿を消した。しかし、今、再び、至宝探しが始まった。
アトランタの裁判官レイチェル・コルターは、仕事と子ども達を愛していたが、元夫のポールには冷淡だった。
しかし、事態は、父親が不可解な死を遂げたことで一変する。その事件の裏には、「琥珀の間」と呼ばれる何かに関わる秘密への手がかりが残されていた。真相を求めて、レイチェルはドイツに向かい、ポールも後を追う。二人はすぐに真相探しに没頭するが、 プロの殺し屋達の裏切りのゲームに挟まれて、レイチェルとポールは、貪欲さと支配力と歴史がぶつかり合う中に巻き込まれてしまったことに気づく。

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