さゆり

SAYURI
by
Arthur Golden

花柳小説・ラブストーリー
九歳で京都祇園の置屋に売られ、芸を磨き、史上最高値で水揚げされ、男たちに愛された芸妓さゆりの生涯。かつてなく精緻に描かれた祇園の美と真実。ロブ・マーシャル監督チャン・ツィー主演で映画「SAYURI」の原作。

さゆり
↑ペーパーバック
 / さゆり
↑ペーパーバック 縮約版

さゆり 
by アーサー・ゴールデン

ひとりの芸妓の数奇な一生を描いた全米ベストセラー小説が待望の文庫化。
邦訳は文春文庫 上・下巻で。

さゆり
↑ 文庫 上
 /  さゆり
↑ 文庫 下
 / 
さゆり
↑ DVD

さゆり CD
↑オーディオCD

さゆりのあらすじ

小さな漁師町で育った娘・千代は、昭和のはじめ、9歳で祇園の置屋に売られる。その愛らしさが仇となって先輩芸妓から執拗ないじめを受け、また姉と故郷に逃げようと企てて失敗、たちまち苦境に立たされる。そんなとき、忘れがたい運命の出会いが…。 どん底から辛抱と努力を重ね、祇園一の美女・豆葉の妹として座敷に出るうちに、さゆりという舞妓名は徐々に知られるようになる。15歳にして当時の最高額で水揚げされ、やがて押しも押されもせぬ人気芸妓に育っていく―。緻密な描写、ヴィヴィッドな語り口と人物造形で、様々な先入観を覆した、かつてなくリアルな花柳小説。

映画「SAYURI(2005)」

映画「SAYURI さゆり(2005)」

舞台は京都の祇園ながら、アメリカ人のアーサー・ゴールデンが原作を書き、ロブ・マーシャル監督で映画化。その点だけでも、これは日本人にとって興味津々の作品だろう。幼い頃に置屋に売られた千代が、花街で一番の芸者「さゆり」に成長するまでを、豪華絢爛な映像で描いていく。さゆり役にチャン・ツィイー、彼女が想いを寄せる会長さんに渡辺謙など、アジアを代表するスターが共演。端々に日本語の単語を織り込みつつも、基本は英語の会話というのには違和感もあるが、その分、異色の面白さが味わえるのも事実だ。
DVD Official Siteはこちら, All Cinema Onlineはこちら

映画「ブリジット・ジョーンズの日記2 きれそうなわたしの12か月(2005)」

映画「さゆり」弁護士の恋人マークとのラブラブな日々を送るブリジットだったが、マークが出席する弁護士協会のディナーに意気揚々と乗り込んでは失敗し、一緒に行ったスキー旅行でもさんざんな目に。秘書との仲が怪しいと嫉妬し、マークとの仲がギクシャクしたはじめた彼女は、出張先のタイで、プレイボーイのダニエルに言い寄られる。その後、彼女は大変な目に合うことに。
ヤフームービーサイトはこちら

アーサー・ゴールデンの紹介

アーサー・ゴールデンの紹介アーサー・ゴールデンのWikipediaへはこちら

さゆりの感想

独特の世界にどっぷりでした!!!!このごろ読んだ本の中で1番よいかもしれません。ストーリーは「千代」という鏡のような色の瞳を持った少女が貧しい漁師の娘から一流の芸者「さゆり」になるまでの人生を追いかける。華やかな着物でパーティーからパーティーへ渡り歩く芸者たち。美しい姿の芸者たちからはとても想像できないようなドロドロとした祇園の世界。普段の生活とあまりにも違うこの世界にほんとにずっと魅了されていました!長い本ではありますが、英語はほんとに分かりやすくて、キレイな文章です。